フォト

Twitter

2016年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

« 韓国YMCAフォーラム ① | トップページ | 東日本大震災慰霊祭祭詞 ① »

韓国YMCAフォーラム ②

 神田の韓国YMCAでの講演の要旨は以下のようなもの。

 「朝鮮半島の併合を糾弾する意見もあるが、朝鮮は500年もの間、中国に支配され服属する関係にあった。当時、古い体質の朝鮮王朝はクーデターや内紛を繰返していて、近代化に向けた自冶能力などは殆んど無かった。とても自立してやっていけるような状態ではなかった。併合した日本が持ち込んだシステムをベースに戦後にそれを活用し、日本からの資金供与で韓国が驚異的な成長を遂げ、今日の発展に繋がったと私は理解している。

 私の名前は奈良。お国の言葉では“国、我が国・我が祖国”といった意味があると聞いている。遷都1300年で賑わっているが、奈良の都はあなた達の先祖の力によって造られた。

 当時、敵国に攻められ国が滅んだり戦乱を避けたりして朝鮮半島から渡来した多くの人たちを、日本は受け入れている。

 近代になり日本が朝鮮を併合して、皇民化政策の一環で半島各地に神社を建立し、参拝を強要したことは確かに大きな間違いだった。

 しかし、海外官幣大社の筆頭となる朝鮮神宮建立にあたって、朝鮮総督府がご祭神を天照大神と明治天皇の二柱を奉斎しようとした時、これに当時の神社界は“朝鮮の始祖・檀君も併せて祀れ”と強く主張した。

 氏神信仰を規範とする神社神道にとっては当然の主張だった。だが結局、朝鮮総督府に押し切られたという経緯がある。

 また神社と言えば、埼玉には高麗神社がある。神社のご祭神は高麗若光。

 1300年以上前、若光が高句麗から使節として日本に来ていた時、唐と新羅の連合軍に攻められ国が滅び、帰る国を失ってしまう。日本は若光に土地を与え高麗郡と名付け、それまで高句麗から渡ってきた人たち1800人を集めて一緒に住まわせた。彼らは土地の人たちに農耕や土木技術を教え、養蚕や窯業などの産業を興し、共に暮らしていた。

 やがて惜しまれながら若光が亡くなり、人々はこの土地に高麗王・若光として祀った。子孫が代々若光を氏神として祀り、現在の宮司は59代を数えている。韓国から赴任した駐日大使が参拝に見える神社だ。

 かつての武蔵国には55の白髭神社があり、この白髭神社は高麗神社の分社とも言われている。高麗郡が膨張して高麗人の子孫が散って行き、各地に分社を建立していった。白い髭の若光は、後に髭の長い猿田彦神や竹内宿禰と結びつけられるが、このように日本では渡来された人たちと共存し融和して共に暮らして来ている。

 日本と朝鮮半島とはこの若光の時代よりさらに1000年以上遡る頃から交流がある。日本と朝鮮とは一衣帯水の関係だ。日本と朝鮮半島のこれまでの歴史を見れば、100年は決して長い年月ではない。

 皆さんが不幸だったと思われている併合時代に眼を瞑れとは言わないが、贖罪の意味を込めて戦後の日本が韓国の発展に協力したことにまで眼を瞑って頂きたくない。
併合百年の是非を問う議論をベースに、今後の日本と朝鮮半島との新たな関係を築き、新たな百年の歴史の創造に向けた議論に変えて頂きたいと思う。」

 
 冒頭の、当時の朝鮮には自冶能力など無く、戦後、韓国が日本のシステムと資金供与を活用して成長したというくだりでは、会場が一瞬静かになった。他の講師はほぼ持ち時間を超過して話しをしたが、事前にレジュメを作っておいたおかげで与えられた時間内に終えることができた。

 フォーラムが終わり、控室では、ゲストの在日の講師と日本人の講師の間で日韓問題や南北統一の話しが続いた。名刺を交換した在日の人たちが日本人以上に神道や神社について知識をもっているのは意外だった。

 帰路、同行していたスタッフに「在日の方たちの心を鷲づかみでしたね」と誉め言葉をもらった。

 その後の在日団体の役員とのやり取りは省略するが、いつの間にか、10月のソウル西大門独立公園の「憂国烈士慰霊祭」行きに繋がっていた。

 ひとの縁とはいろいろと拡がっていくものだ。

« 韓国YMCAフォーラム ① | トップページ | 東日本大震災慰霊祭祭詞 ① »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

神道・古神道」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48309/51151365

この記事へのトラックバック一覧です: 韓国YMCAフォーラム ②:

« 韓国YMCAフォーラム ① | トップページ | 東日本大震災慰霊祭祭詞 ① »